インターネットの負荷分散のためにマルチセッション化したが、光モデムで設定できる端末は4台までなので使いがってが悪い。そこでブロードバンドルーターを3台設置しそれぞれセッション2,3,4に割り当てた。ブロードバンドルーターはそれぞれ無線LANが設定してあるので、接続先を変えることで使用するセッションを切り替えることができる。今まではブロードバンドルーターの設定変更はメインのデスクトップの無線LANでブロードバンドルーターに接続して行っていたが面倒なのでRaspberry Piをルーターとして常設することにした。メインのLANに有線接続し、VNC Viewerで無線機能をONしブロードバンドルターに接続し有線ポートと無線ポート間のルーティングを行うようにした。
※無線LAN接続時IPアドレス以外は空欄で接続した。後は以下のコマンドでRaspiをルーター化した。
route add -p ブロードバンドルーターのIP mask 255.255.255.0 RaspiのIPでルート設定した。
おかげでブルードバンドルーターが1台節約できた。
ルーターとしての設定を保存するコマンドをインストール
$ sudo apt-get install iptables-persistent
パッケットのフォワードができるように設定
$ echo “net.ipv4.ip_forward = 1” | sudo tee -a /etc/sysctl.conf
$ sudo sysctl -p
net.ipv4.ip_forward = 1
ルーターとして動作するように iptables を設定
NAPT(IPマスカレード)の設定
sudo iptables -t nat -A POSTROUTING -o eth0 -j MASQUERADE
すべてのフォワードを許可
sudo iptables -A FORWARD -i eth0 -o wlan0 -j ACCEPT
sudo iptables -A FORWARD -i wlan0 -o eth0 -j ACCEPT
設定を永続化する
$ sudo sh -c ‘iptables-save > /etc/iptables/rules.v4’
以前ダウンロード制限を超えたことで通信速度制限された過去があるので、速度制限された場合に備えてマルチセッション化を行った。マルチセッション化したことで4台のWebサーバーを運用できるようになった。
下図は設置イメージ
