現在もNotesを使い続ける理由は2003年までNotesアプリ開発のスキルがあったこととNotesR5がsmtp認証メールの送信ができるところが大きい。
2011年からバイオ消臭剤のネット販売を開始するのにあたり、最終的に追跡番号を記載したメールを発送する必要が出てきたため、Notesで管理用のデータベースを作ることにした。開発環境はNotes4.6を使い、クライアントはNotesR5を使った。
Notes5以降は基本導入パッケージが販売されなくなったのでNotesR5サーバーを使い続けている。
Windows2000のサポート終了後、WindowsXP,Windows10,Windows11になっても、DドライブにインストールしたNotesR5サーバーを新しいパソコンにコピーして、管理者としてサーバーを実行すれば問題なく使えてしまう。
最初は自社のサイトで販売していたが、その後アマゾン、楽天、Yahooショッピングが増えた。注文情報をこのデータベースで管理し出荷の後処理ができるようにデータベースを改修した。アマゾン、楽天、Yahooショッピングはそれぞれ注文管理用のサイトで発送した商品の伝票Noの入力が簡単にできるようにした。
本日出荷する情報はフォルダに移動して、データベースの情報を使って納品書の作成とヤマト運輸の発送伝票作成を行う。
印刷された出荷伝票をバーコードスキャナでデータベースに取り込む。
集荷が終わったら、自社サイトを選択してNotesから発送のお知らせメールを送信する。
アマゾン、楽天、YahooショッピングはNotesからポップアップで伝票Noをコピーし、各サイトで発送処理を行う。
一連の作業を行うと、本日出荷フォルダに移動した情報は、処理済みのフラグが追加され本日出荷フォルダーから削除される
発送情報はデータベースに蓄積されるので、データを元に注文回数の確認や県別顧客数や概算の売上高がリアルタイムに確認できる。
アプリ開発はNotes4.6が一番使勝手がいいと感じている。下図はデータベース開発をする時に設計にアクセスする状況比較をしたもので、NotesR4.6ではアプリ開発とデバッグがシームレスに行え、不具合発生時には瞬時に対応できるがNotesR5のデザイナーでは、開発環境が分断されとても使いにくい。
通常の使用に関しては問題はないが、書き出し機能のLotus 1-2-3を使う場合はWindows2000の仮想PCにインストールしたNotesR5とoffice2000を使って処理する必要がある。