17年ぶりにNotes Serverのクリーンインストール

17年ぶりにNotes Serverをインストールすることにした。まず初めにグループアカウント(administrators)を作成し運用中のデータベースの管理者権限にadministratorsを設定する。

NotesR4.6、NotesR5の基本導入パッケージを持っているがNotesR5をクリーンインストールすると何故か作成したidのライセンスがカナダ・アメリカのみになってしまい、クライアントインストール時に問題を起こすことが判明した。

今回は(前回もそうだったと思うが)Notes4.6サーバーのインストールを行った。idのライセンスはインターナショナルなので問題なかった。

今回は導入に当たりVirtual BoxでWindows2000を作成し、Dドライブを追加した。仮想PC上のDドライブにNotes4.6サーバーをインストールした。必要となるユーザーアカウントもNotes4.6サーバーで作成した。次に追加するサーバーidと管理者idを作成する。仮想PCのPC名とNotesサーバーのホスト名は同じにした。

もう一台のパソコンにVirtual BoxでWindows2000とDドライブを作成し、DドライブにNotes5サーバーをインストールする。インストールに当たりNotes4.6で作成したserver.idを用意しNotesR5サーバーのDataフォルダにコピーしておく。サーバーインストールでは追加のサーバーとしてセットアップを続ける。サーバーid、管理者idはファイルで供給してセットアップする。そうするとインターナショナルidでNotesR5サーバーのセットアップが完了する。

追加したユーザーのidをファイルにし用意して置く。

certlog.ntfファイルをcertlog.nsf(認証ログ)各サーバーにコピーする。これが無いとidの認証変更時にエラーが出てしまう。

NotesR5クライアントをインストールして、管理者idでセットアップする。

全てのidファイルをUSBドライブに集め、NotesR5のドミノ管理クライアントの設定タグの認証->IDのプロパティでidの有効期限を確認する。デフォルトは2年なので、今後使い続けるためには有効期限の変更が必要になる。有効期限の変更はNotes4.6サーバーの管理コンソールで行う。cert.idにも有効期限があるので、IDの認証でcet.idのパスワードを入力後cert.idを選んでcert.idの有効期限を2100年に設定する。追加で残りのserver.idの有効期限も変更する。
※ユーザーidは作成時に有効期限を指定できるが、設定を忘れていたらserver.idに続きユーザーidの有効期限を変更する。
有効期限を変更したidを元に戻す。

サーバーのアドレス帳にadministratorsのグループを作成しシステム管理者を入れる。
サーバー設定文書でデータベース作成権などの制限設定解除を1つのアドレス帳で行う。競合文書の発生を防ぐ必要がある。

現在NotesR4.6サーバーとNotesR5サーバーの2台運用にし、メインサーバーをNotesR5で行いデータベースのバックアップをNotes4.6サーバーで行うことにした。ユーザーidの発行にはNotes4.6サーバーが必要だからね。
※NotesR5で運用していたデータベースをNotes4.6で使おうとしたらエラーが出た。
※NotesR5にコピーしたデーターベースをNotes4.6サーバーに複製することができたので、バックアップサーバーとして使うことにした。

最後にVirtualBoxのWindows2000のDドライブの中身を運用するWindows11のパソコンのDドライブに移動すればいい。ただしNotes4.6サーバーだけはc:\winnt\notes.iniを移行先パソコンのwindowsフォルダーにコピーする。

サーバー起動時に管理者として実行してあげればNotesサーバーの出来上がり。

実際運用するサーバーのIPアドレスを調べアドレス帳の接続文書を修正すればいい。