発泡スチロール減容機 クリーンヒートパッカーについて

弊社のクリーンヒートパッカーは先代の社長が開発した、熱風循環方式を採用した発泡スチロール減容機です。発泡スチロールは発泡した粒で構成されています、この粒は熱がかかると収縮する性質があります。この性質をうまく利用したのが弊社のクリーンヒートパッカーです。

コンセプトはゴミ箱感覚で使える減容機、持ち込まれた発泡スチロールを機械に投入して、ゴミ処理室のスペースを確保する。デパートのゴミ処理施設をターゲットに売り込みを行いました。大きなデパートでは、発泡スチロールを搬出する為にトラックをチャーターしていましたが、弊社の機械を導入したことでトラックのチャーター費用が削減され1年もたたず投資を回収した例もありました。

発泡スチルールが減容する様子。本来は投入扉が閉まった状態で処理します。投入扉を開けっ放しで処理すると熱が投入扉から逃げてしまうので、処理効率が悪くなってしまいます。

 

 

減容された発泡スチロールは温度の高い部屋に放置されるので、減容した発泡スチロールの表面がガラス状に変異して溶けたように見えます。クリーンヒートパッカーでは、最初に処理された発泡スチロールの受け箱を、右側の部屋に押しやり、2個めの受け箱が一杯になるまで高温の部屋に放置されるため溶けたようなインゴットに仕上がります。減容された発泡スチロールは少し硬いお餅の様になっているので、足で踏みつけることでインゴットにすることができます。

下の動画では、減容された発泡スチロールを足で潰している様子を撮影してみました。

 

熱風循環方式のメリット

1、発泡スチロールを破砕する必要がない。

2、発泡トレイ・発泡スチロールを同時に処理できる。

3、構造がシンプルで壊れにくい。

熱風循環方式のデメリット

1、厚みのある発泡スチロールの処理が苦手。発泡倍率によるが50mm以上の物は処理に数倍の時間を要します。

2、破砕した発泡スチロールの処理が苦手。破砕した発泡スチロールは熱風の通り道を塞いでしまい処理効率が悪くなる。

3、熱風循環方式のため排気処理が必要。密閉した屋内では使用できない。必ず排気する煙突工事が必要。