NotesR5サーバーで運用中のアプリからメールが送信されない不具合が発生した。エラーのログから認証エラーが発生しているようなので、NotesR5サーバーを再構築することにした。最初に導入したのが2003年でその後2008年に再度クリーンインストールして現在に至っている。その際にcert.id server.id user.idの有効期限は2100年に設定したつもりでいたので今後しばらく使えると思っていた。
2008年以来17年ぶりにNotesR5サーバーを導入してみることにした。手持ちのパッケージはNotesR4.6基本導入パッケージとNotesR5基本導入パッケージだ。
導入するにあたりViretual Boxを複数のPCにインストールしてWindows2000の仮想PCとDドライブを用意した。デベロッパーキットのWindows2000はオンライン認証が不要なので作成が簡単に行える。またパソコンにゴミが混入しないので、何回でもテストできる。サーバーのインストールはDドライブに行うことにした。
NotesR5サーバーをインストールしたところで問題発生、日本語版のパッケージのくせにライセンスがカナダ・アメリカのみになっていた。アンインストールして他のメディアで試しても同じだった。データベースのアクセス権の問題があったので暫く動作させてデータベースの移行テストを行った。そこで分かったのが管理者権限にユーザーが設定されているとうまく移行できないことが判明した。サーバーのアドレス帳にグループを作り、そのグループに管理者権限を与えることでデータベースの移行問題がクリアされた。
欲しいのはNotesR5サーバーだがNotesR4.6サーバーをインストールすることにした。cert.id server.id user.idのライセンスはインターナショナルだった。そこで同じcert.idを使ってNotesR5サーバーを追加することにした。サーバーは追加できたが、追加したNotesR5サーバーに接続できない問題が発生した。
NotesR4.6サーバーをいじりまくったので、インストール作業は数回やり直した。本来はサーバー名/組織名の形式でアクセスするのが常識だったが、サーバー名だけ指定したらアクセスできることが確認できた。どうやらサーバーidを作成する際に本来はサーバー名/組織名にすべきところをサーバー名だけ指定してidを作成した。サーバーidを作り直した。
NotesR5サーバーを入れ直し、新たに作り直したserver.idを使ってインストールしたところ無事に接続できるようになった。これでidは全てインターナショナルライセンスになった。後はidの有効期限を2200年に変更した。入れなおしたサーバーにデータベースを入れメールの送信テストを行ったが送信できないエラーがまだ解消できていなかった。以前あった送信メールアイコンが無いことに築きクライアントの設定を見直したところ解決した。
メールファイルのロケーションがサーバーになっていたのをローカルに変更したらアプリからメールが送れるようになった。