ブロードバンドルータの活用

上記のような構成をとることでPC1,PC2からPC-A,PC-Bにアクセスすることができるようになるが、この構成のルーターはLinux PCにネットワークボードを追加している。パソコンなので消費電力が多い。
そこで、あまっているブロードバンドルータを活用することにした。WANポートを192.168.0.200にしLAN側のIPアドレスを192.168.1.200にした。余ったポートは192.168.1.*のスイッチングHUB代わりに使うことができる。
route add -p 192.168.0.0 mask 255.255.255.0 192.168.1.200でルートを指示すればアクセスできるはずだが、pingは通るのに共有フォルダーにアクセスできなかった。

そこでブロードバンドルーターに設定されているパケットフィルターを全て削除したらアクセスできるようになった。

ダイナミックDNSの利用

今まではSoftetherVPN Serverに同梱されているダイナミックDNSを利用していたが、パソコンを変更した時に同じドメインが使えないことがあるので、無料のダイナミックDNS、MyDNSを使うことにした。
以前はIOデータのiobbnet利用していたが廃止された。

hp-mini9.softether.netで運用していたサーバーはclouds2.mydns.jpに変更した。

Raspberry Piのルーター化

前回は有線接続でルーター化したが、今回は無線LANを使うことにした。管理したいブロードバンドルーターにWiFi接続する。ただし手動接続し、IPだけ設定する。デフォルトゲートウェイやDNSは空欄とした。前回と同様にroute add -p ブロードバンドルーターのIP mask 255.255.255.0 RaspiのIPでルート設定した。

ルーターとしての設定を保存するコマンドをインストール
$ sudo apt-get install iptables-persistent
パッケットのフォワードができるように設定
$ echo “net.ipv4.ip_forward = 1” | sudo tee -a /etc/sysctl.conf
$ sudo sysctl -p
net.ipv4.ip_forward = 1
ルーターとして動作するように iptables を設定
NAPT(IPマスカレード)の設定
sudo iptables -t nat -A POSTROUTING -o wlan0 -j MASQUERADE
すべてのフォワードを許可
sudo iptables -A FORWARD -i wlan0 -o eth0 -j ACCEPT
sudo iptables -A FORWARD -i eth0 -o wlan0 -j ACCEPT
設定を永続化する
$ sudo sh -c ‘iptables-save > /etc/iptables/rules.v4’

RaspBerry PIのルーター化

インターネットの負荷分散のためにマルチセッション化したが、光モデムで設定できる端末は4台までなので使いがってが悪い。そこでブロードバンドルーターを3台設置しそれぞれセッション2,3,4に割り当てた。ブロードバンドルーターはそれぞれ無線LANが設定してあるので、接続先を変えることで使用するセッションを切り替えることができる。今まではブロードバンドルーターの設定変更はメインのデスクトップの無線LANでブロードバンドルーターに接続して行っていたが面倒なのでRaspberry Piをルーターとして常設することにした。メインのLANに有線接続し、VNC Viewerで無線機能をONしブロードバンドルターに接続し有線ポートと無線ポート間のルーティングを行うようにした。
※無線LAN接続時IPアドレス以外は空欄で接続した。後は以下のコマンドでRaspiをルーター化した。
route add -p ブロードバンドルーターのIP mask 255.255.255.0 RaspiのIPでルート設定した。
おかげでブルードバンドルーターが1台節約できた。

ルーターとしての設定を保存するコマンドをインストール
$ sudo apt-get install iptables-persistent
パッケットのフォワードができるように設定
$ echo “net.ipv4.ip_forward = 1” | sudo tee -a /etc/sysctl.conf
$ sudo sysctl -p
net.ipv4.ip_forward = 1
ルーターとして動作するように iptables を設定
NAPT(IPマスカレード)の設定
sudo iptables -t nat -A POSTROUTING -o eth0 -j MASQUERADE
すべてのフォワードを許可
sudo iptables -A FORWARD -i eth0 -o wlan0 -j ACCEPT
sudo iptables -A FORWARD -i wlan0 -o eth0 -j ACCEPT
設定を永続化する
$ sudo sh -c ‘iptables-save > /etc/iptables/rules.v4’

以前ダウンロード制限を超えたことで通信速度制限された過去があるので、速度制限された場合に備えてマルチセッション化を行った。マルチセッション化したことで4台のWebサーバーを運用できるようになった。
下図は設置イメージ

NotesR5サーバーをサービスから実行

今までNotesR5サーバーは手動で管理者として実行してきたが、Windows Updateで自動的に再起動された時に使えなくなっていた。Windows11 25H2にアップデートした時に、サービス設定しサービスとして起動可能か試してみたところうまく行ったので、今後はサービスから実行することにした。

Notesk君はなんて優秀なんだ。20年以上使えているぞ。

サブネットにVPN Serverを設置

光モデム直下にサブネットネットが存在している。サブネット内の機器を利用するにはサブネット内のVPNサーバーに接続する必要があるが、サブネット内に設置したVPNサーバーのIPアドレスで光モデムのポート開放設定したがうまく行かなかった。
そこで、サブネットを構築しているルーターのWAN側のアドレスでポート開放を行い。サブネットを構成しているルータのポート開放することでサブネット内のVPN サーバーにアクセスできるようになった。

Windows7のパソコンを再構築

Windows7(32Bit版)のパソコンをクリーンインストールしたが、ブラウザーは使いものにならない。そこで色々調べてみたら2025年9月までサポートしていたFireFoxがあったのでこれをインストールした。Windows Updateは全く反応しなかったので、Windows6.1-KB2990214-x86.msu、windows6.1-kb3020369-x86_82e168117c23f7c479a97ee96c82af788d07452e.msu、windows6.1-kb3125574-v4-x86_ba1ff5537312561795cc04db0b02fbb0a74b2cbd.msuを順番にインストールしたところWindows Updateが行えるようになったので最新版になるまでWindows Updateを続けた。またプリンターメーカーが提供するドライバーが何時なくなるかわからないのでこれもダウンロードしてインストールした。Windows7をクリーンインストールしたパソコンは古い物なので壊れて使えなくなる可能性があるので、VirtualBoxでも仮想PCを作成しておくことにした。Windowsのサポートが切れる前にWindows2000とWindowsXPとWindows7の仮想PCは作成しているが今回のWindows7はディスクサイズを以前の倍にしより多くのソフトウェアをインストールできるようにした。

Linuxを外付けのUSBディスクにインストールする

Intel版のMacBook Airは電源投入時にOptionキーを押して立ち上げるとブートデバイスを変更できるので、本体はWindows11がインストールされているが外つけのドライブにMacOSをインストールしてたまにMacOSを使ったりしていた。外付けのMacOSのようにLinuxをインストールした外付けUSBドライブがあればMac Book AirでLinuxを使うことができる。
そこで簡単にできる方法を発見したので紹介しておく。

EFI Boot対応のパソコンを用意し内蔵のHDDのコネクタを外す。インストール用のUSBとインストール先のUSBメディアをパソコンに接続し、インストール用のUSBからBootしてLinuxをインストールする。この方法を使えば間違いなくセットアップできる。インストールできたらインストール用のUSBを外し起動すればいい。完成したUSBをMac Book Airでも起動できた。
この手法でZorinOS、ubuntu mate 24.04.3を外付けUSBにインストールした。Mac Book Airの他PanasonicのNotePCでも動かすことができた。

※パソコンのHDDのコネクタを抜くのはパソコンのBootローダーに触らないようにするために行った。

Zorin OS 18を試してみた

ネット記事にZorin OS18の記事があったのでVirtualBoxで試してみた。
ubuntuに比べ使いやすそうだった。Windows APP suportが用意されているので楽しめそうだが実際にインストールできるパソコンがないので当面VirtualBoxで使い込んで見ることにする。
Windows APP suportにはwineが使われていて32bit版のアプリも起動は遅いが動作する。ubuntuに32bit版のwineは現在導入できない状況なので、このOSを使うのも良いかもしれない。
ubuntuベースなのでubuntu用のソフトをインストールできるがどのバージョンと互換性があるかわからないので困っている。ネットで調べたら「Zorin OS 18」はメジャーアップデートリリース。「 Ubuntu 24.04.3 LTS」をベースとしており、カーネルにLinux 6.14を搭載している。そうだ。

Cf-Y8(2008/9発売)にインストールしてみたがWindows10よりは快適に使えた。

Windows7を復活

ローランドのEGX-20がWindows11 24H2に更新したことによって使えなくなったため、仕方なくWindows10のパソコンで使っていたが2025年の最後のWindows updateを適用したら使えなくなった。
Windows7搭載のNotePCで使ったところEGX-20は使えたので、EGX-20用にWindows7のパソコンを用意することにした。プリンターを共有してWindows11のパソコンから使えたら良いと思っていたがWindows11から印刷出力してもEGX-20は反応しなかったのでWindows7を遠隔操作で使うことにした。

2025/10/16にRWD-079_25D_win10_11_x64_V212の存在を知った。EGX-20のドライバーは同梱されていなかったが、EGX-30AとEGX-350のドライバーがあった。最初EGX-30Aを試して見たが印刷完了後にスピドルが停止しなかったので、EGX-3500のドライバーを試して見たところ使えたのでこのドライバーを使う事にしてWindows7のPCは使わないことにした。

※基本設定で彫刻領域を幅203.2 長さ152.4に変更してください。
※今回ダウンロードしたドライバーは以下のリンクから取得可能です。

https://clouds.ddo.jp/owncloud/index.php/s/e8RAtmIrIDm6czz